浅田次郎
1999年9月
「地下鉄に乗って」以来、浅田さんの本は久しぶり。「ピカレスク」物は敬遠して読んでなくて、この「日輪の遺産」まで飛んでしまった。
でも、さすが。たしかにエッセイも面白いし、ピカレスク物も面白いんだろうけど、この人の神髄はこういうまじめな物にあるのではなかろうか。出版したころはあまりこういう本が売れていなかったらしいが、最近の「鉄道員」もそうだし、マジメ路線の本がとても良い。とにもかくにも「恋愛小説」なのである。これは。誰がなにを言おうと。
最終更新時間:2004年10月22日 22時59分10秒
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