1999年4月5日
「私たちが好きだったこと」宮本輝。 宮本輝はひさしぶり。宮本さんの作品は「春の夢」や「青が散る」などの青春もの(←死語)が好きなのだが、これはすこしその空気のある作品となっている。
でもやはり宮本輝の作品は大阪弁でなきゃ、と思ってしまう。標準語でしゃべられると、どうも真意が伝わらないような気がするのだ。たぶん、標準語をネイティブに操るヒトが文章を書けばそんなことはないのだろうけど、関西弁がネイティブなヒトはやっぱり関西弁を操った方が、いい文章が書けると思う。
この作品はすこし「ありえないような日常」でありながら、それを「ありえる」方向に持って行っている、そう思わせることの出来る物語だと思う。関西弁で書いて欲しかったなぁ(^_^;)。たぶんそのほうが女の子もかわいく見える(かなり偏見(^o^))。
最終更新時間:2004年10月20日 20時46分26秒