春の舞踏

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著者

三浦哲郎

読んだ日

2000年3月3日

徒然

 ほとんど読み尽くしたと思っていた作家の、まだ読んでいない作品をひょんなところで見つけたとき、なんとも嬉しいものである。この作品はまさにそうだ。

 発売は私が生まれるよりも前で、三浦哲郎がまだ若手作家であったときの作品。だが、もうすでにその作品は「三浦哲郎」であった。 とくに三浦哲郎の初期の作品が好きなので、掘り出し物を見つけた、という感じ。とても嬉しかった。 作品は、その当時の世相を程良く反映したものである。「って何?」と言われるかもしれないが、今の日本人が忘れてしまった「大切なもの」がまだ残っている時代。とてもこの作者らしい作品である。見つけることは困難かもしれないが、一読をおすすめする。

追記

今、Amazonで検索したら、文庫版があるみたいなので、まだ入手可能かも。画像はそこから取ってきました(無いけど)。

最終更新時間:2004年10月25日 21時00分56秒