地下街の雨

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著者

宮部みゆき

読んだ日

1998年10月28日

徒然

 現代を舞台にした、ひさしぶりの短編集。すこし不思議で、おかしくて、悲しい話が収められている。

 宮部さんの現代を舞台にした小説は、不思議な味わいがある。読んだ後にほっとさせられる。謎解きとしての技巧に走りすぎているところもなきにしもあらずだけど、それを気にさせないくらい小説のストーリーとして上手く語っている。あとは謎を謎と残したままストーリーを終わらせたりするものも、一度読んでみたいものだ。

最終更新時間:2004年10月20日 20時52分34秒