{{amazon 4101235139}} !著者 沢木耕太郎 !読んだ日 2000年10月23日 !徒然 檀一雄の奥さんに、沢木耕太郎がインタビューし、それを元に作り上げた一人称の物語。檀一雄の話題がメインであるが、それとともに、檀ヨソ子夫人の物語である。 読み進めると、本当に完全に一人称で話が展開し、夫人本人の作になるものと錯覚してしまいそうになる。それほど良くできた作品。基本的に、夫人の側から見た檀一雄像が描かれ、世間一般の「檀一雄像」というのは徹底的に抑えられている。 夫人の檀一雄への想いがじんわりと伝わってくる。これはかなりの恋愛小説である。 {{category 書名,nolink}} //「書名」のままおいてておく。 {{category 沢木耕太郎,nolink}}