{{amazon 4062069024}} !著者 高村薫 !読んだ日 2001年5月 !徒然 合田さん登場。「レディ・ジョーカー」、「照柿」と順番を無視して読んできているが、ここまできたら「マークスの山」も読まねばと思う。 この作品の中では、時間が加速度的に進んでいるような気がする。最初はゆっくり進んでいるが、最後に至るにつれ、時間が速く進む。 いや、速く進んでいるのではなく……、これは焦燥感なのかもしれない。作中人物の「進ませたくないが進んでしまう」時間へのいらだち。焦り。 この作品の「やるせなさ」は、感染する。それを咀嚼し、消化せねば……。 少し荒削りなところが目に付いた。たぶん高村さんはこれで満足するわけではないと思う。文庫出版時に大幅に改訂されるであろう。 {{category 書名,nolink}} //「書名」のままおいてておく。 {{category 高村薫,nolink}}