藤野千夜
2000年5月25日
「ユリイカ」の太宰治総特集号(没後50年のとき)で、「女学生」の現代版?みたいなのを書いてた人が実はこの人だった。それに最近気づいてびっくり。その「現代版?女学生」がとても良かったのが印象的で。
この作品は予想に違わず良かった。さりげなさがとても気持ちいいのだ。マイノリティなんていってはいけない、誰にも存在しうる「人との違い」を考えさせられる。平均的な人間なんて存在しない。「普通」ではないことが何故悪なのか。
オビなどに書かれているあらすじに惑わされてはいけない。是非読まれることをお勧めする。いやぁ、面白かった。
最終更新時間:2004年10月25日 21時04分16秒