1999年3月7日
またこれ分厚い。最近分厚い作品を読むことが多くて……。おもしろければそれでいいのだけど。
でも簡単に読み進めることが出来た。さすが宮部作品、という感じである。どうなるのか、どうなるのか、どんどん読み進めていくうちに、どうなるのか予想がつかなくなってきた。と同時に、主人公の逡巡が多くなって、話があまり進まなくなり……。結果的に私の場合は、すこし読むスピードが落ちた。
それを越すと怒濤のごとく最後まで突っ走る。最後は寂しさの漂うラスト。鳥肌たちました。面白いです。最後まで読み進めるのに、すこしの持久力があれば行けます。途中で止まってもあきらめずに読みましょう。必ず良いラストが待ち受けているから。
最終更新時間:2004年10月20日 20時55分48秒