ムーン・リヴァーの向こう側

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著者

小林信彦

読んだ日

1998年9月13日

徒然

 色調は暗い。「イーストサイド・ワルツ」に似過ぎないか。こういう「東京」を書かせると絶品かも。すこし現実感に欠ける人物像が気になったまま、最後まで読んでしまった。あまり感動はない。どう考えてもおかしい帯の宣伝文句はどうにかならないか。

 最近、何故か両国から深川にかけての隅田川周辺を扱った本に遭遇する。こういうのをシンクロニシティ??っていうのか。この「ムーン・リヴァーの向こう側」に至っては、主人公が借りたウィークリーマンションと同じ町内に住んでいたことがあった。あまりにも知っている場所なので吃驚する。作中での「ムーン・リヴァー」は隅田川の事だ。 宮部さんの作品もよく深川付近が出てくる。馬喰町から深川、両国周辺はいつも散歩やジョギングに出ていた付近なのでなじみが深い。そういえば最近読み返した北村薫「夜の蝉」にも茅場町が出てきた。単なる偶然なのだろうか。シンクロニシティ?

最終更新時間:2004年10月16日 23時11分28秒