2001年6月
ホテルとはいいながら、そういう名前のアパートに住む 3 人の物語。挿画は佐々木敦子氏だが、この挿画がとても良い。作品にもそこかしこに挿画が入れられ、共作といっても良いくらいだと思う。本当に実在するかのような錯覚を覚える挿絵。とても綺麗なホテルカクタス。
登場するのは「きゅうり」「帽子」「2」。とくに「2」が良い。恋あり、悩みあり、平凡な日常が過ぎていき、きゅうりは意外とクールだったり、帽子は踏みしだかれていたり、2は断固として立ち向かったり、意外や意外な展開があって。
説明するのは難しいけど、またこの 3 人にあってみたいと思います。もう無いかもしれないホテルカクタスを訪ねて。
最終更新時間:2004年10月25日 21時21分48秒